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今回は

【アフターコロナの社会に生きる、これからの感染対策~栄養編~】②

〜自宅でできる、感染症に負けない体づくり〜

 

前回

gonchanroom.hatenadiary.jp

の中で、JPSEM12の中で《12.社会栄養学》が重要だと挙げました。今回は、その具体的な内容についてまとめました!

 

【JPSEM12の提言おさらい】

日本臨床栄養代謝学会の公表している

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療と予防に関する栄養学的提言:JPSEM12の提言(https://www.jspen.or.jp/covid-19/https://www.jspen.or.jp/covid-19/参照)

 

  1. 栄養評価の実施
  2. 低栄養患者の栄養状態改善とNST活動の推奨
  3. エネルギーと蛋白・アミノ酸投与の強化
  4. 微量栄養素の適正投与
  5. 隔離/待機状況における継続的な運動と感染対策
  6. 経口栄養補助(ONS)の勧め
  7. 経口摂取不十分症例に対する経腸栄養の実施
  8. 経腸栄養不可症例に対する静脈栄養の実施
  9. 経腸栄養+静脈栄養の重視
  10. 気管挿管症例に対する適正栄養管理の実施
  11. 感染症例に対するNST活動の注意事項
  12. 社会栄養学の実践~予防が最大の治療~

 

以上の12項目がJSPEN12の提言として挙げられています。
 

この中でも、私は≪12.社会栄養学の実践≫というのが今後最も求められてくるものであると考えています。

 

 【提言④:感染症の発生や重症化に関わる栄養素】

 

嗜好の偏りや、バランスの悪い食生活、食事摂取量が不十分などによって微量栄養素(各種ビタミンや微量元素)の欠乏を起こし、それにより免疫機能が低下します。

 

ビタミンDの欠乏・・・インフルエンザやヒト免疫不全ウイルス(HIV)、C型肝炎ウイルスHCV)などのウイルス感染症の発症に関与しているとされています。週に2回15~30分ほどの日光浴をすることで、生体内生成が促されます。

魚類:カジキ、サンマ、イワシ、サバ、ブリ、マグロなど・キノコ類:シイタケ、きくらげなど・牛乳・卵の食材に多く含まれています。 

 

ビタミンA・・・特に小児において、感染症における生体防御に関与している。

ホウレンソウ・ニンジン・春菊・肝油・レバー・ウナギなどに多く含まれています。

 

ビタミンE・B6・B12・亜鉛・セレンなども免疫能に関与しています。

上記の微量栄養素の欠乏が、感染症の発症や重症化に関わっていると推察されています。

 

【提言⑤:継続的な運動と感染対策】

 

COVID-19など新たな感染症が発症した場合、その感染力は未知数であり、ウイルスに対する免疫力を有していないことから、パンデミックの抑制や鎮静のためには隔離処置が必要となります。

 

そのため、狭い空間に閉じ込められることになり、移動距離が減少し必然的に運動不足になります。

このような運動不足の状況は、体重増加・骨格筋量の減少・筋力の減衰などにつながり、免疫能も障害されるサルコペニア状態に繋がります。

 

そのため、栄養状態の維持・改善とともに適度な運動が必要であり、隔離期間中や待機期間中にも運動を継続することが推奨されます。

毎日30分または2日ごとに1時間の体操やヨガ・散歩が推奨されています。

 

【まとめ】

前記事に記載されている内容も踏まえ、隔離期間中に関わらず

  • バランスの良い食事を十分に摂取すること
  • 適度な運動を継続すること
  • 少なくとも週に2回以上、日光に当たること

その3点を守ることで、低栄養状態やサルコペニア、フレイルといった免疫力の低下した状態を回避し、感染症に負けない体づくりをしていくことができると考えられます。

 

「備えあれば憂いなし!」

と社会栄養学の最大の目的として提言12にも記載されています