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こんにちは。

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今回は

・命に係わる!?心血管系疾患のリスク。

QOLに関わる!メンタル面のリスク!

・健康二次被害を防ぐために看護師としてできること

の3本立てでまとめていきます!

 

【実は危険!?外出自粛に伴う健康被害!】

 

 

【命に係わる!?心臓血管系疾患のリスク】

≪万病のもと!生活習慣病のリスク≫

外出の自粛に伴って、最近は酒類の売れ行きが約30%増加したというデータがあります。まあ、気持ちは分かりますよね。

また自宅での生活に伴いレトルト食品や加工食品を買いだめする方も多数います。

 

そうした加工食品の多量接種に伴い、栄養状態が悪化。それにより前回の記事(コロナ予防に効く!家族みんなで感染対策レシピ! - gonchanroomの日記)にも記載したWHOが発表したCOVID-19アウトブレイク中の成人への栄養アドバイス食事・栄養面からの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策 WHO | スポーツ栄養Web -一般社団法人日本スポーツ栄養協会(SNDJ)公式情報サイト-)に反する食生活となることが示唆されます。

 

また、食生活の乱れにより腸内環境の悪化につながります。腸内環境の悪化は、人体の感染防御機能の80%を占める大腸機能の悪化につながり、感染防御能の低下により感染リスクを高めることにもつながります。

 

それ以外にも、高血圧、脂質異常症や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病にも発展していきます。

 

脳卒中・心血管系のリスク≫

前項に挙げた生活習慣病や運動不足に伴い、脳卒中・心血管系の疾患に移行するリスクが向上していきます。

 

ストレスの増大に伴う飲酒・喫煙の増加や栄養バランスの偏り、これからの時期はエアコンの使用も増加してくることも、血管系への負荷を高め、心血管系疾患の発症リスクへつながる可能性があります。

 

循環器の経験のある看護師であれば御存知かと思いますが、心血管疾患の危険因子は

・高血圧

脂質異常症

・糖尿病

・喫煙

・肥満

メタボリックシンドローム

・慢性腎不全

・飲酒

の8つが挙げられます。お気づきでしょうか。

(参考:http://www.jacd.info/library/jjcdp/review/52-3_03_matsunaga.pdf

 

前項に挙げた内容は、これらすべてに直結するリスクをはらんでいます。

 

心臓疾患や脳卒中が起こった場合、生命が脅かされるリスクのほかに運動麻痺や失語、空間無視などの症状が長期にわたって残存する可能性もあり、QOLを下げる結果につながります。

 

QOLに関わる!メンタル面のリスク!】

≪コロナ感染症の本当の恐怖≫

新型コロナ感染症は、人々の生命を脅かす恐ろしい感染症です。

 

ですが、私は新型コロナウイルス感染症の本当の恐怖は人々が感じる恐怖と漠然とした不安の蓄積による社会全体でのメンタル不調者の増大にあると考えています。

 

御存知の通り、ウイルスは人の目には見えません。そのウイルスが、これだけ多くのメディアに取り上げられ、実害をもって急速な感染拡大をみせています。それにより、

・次は自分や家族かもしれないという不安

・先行きが見えない恐怖

・真偽不明の風評の伝播による不安

・最前線で働く医療従事者の精神的負担とその家族の不安

などの負の心理を継続的に社会に与え続けます。

 

そうした恐怖や不安の蓄積から

・人々の暴徒化(過剰なまでの感染への警戒なども含む)

・精神的困憊

・ストレス耐性の低下

などの社会生活への影響が生じます。

 

≪外出の自粛による精神面への影響!≫

運動による精神的な効果は認知症の低減、不定愁訴の低減、気分転換やストレスの解消に有用であると多くの研究で示唆されています。

 

運動による精神的な安寧の維持は、実生活において非常に重要なものです。

では、その運動量の減少によりどのような影響がでるのでしょうか。

 

・血流が悪くなることにより、体内の疲労物質が蓄積されやすくなり疲労感を自覚しやすくなる→疲労感の蓄積のより消極性の増大・気持ちが落ち込みやすくなります。

 

・不眠を引き起こす

 

・廃用による筋力の衰えから、姿勢が悪くなる

上記の3つが主に挙げられます。

 

これらの要因とコロナ感染症自体が持つ社会全体への精神面の影響力が掛け合わさることで、社会全体的に精神衛生上の問題が発生しやすくなることは明白です。

 

【健康二次被害を防ぐために看護師としてできること】

≪ストレスと感情のコントロール方法を身に着ける≫

以前の記事から、繰り返しになりますが看護師だからこそ、自分のストレスや感情をしっかりとコントロールすることが大切です。

 

ストレスや感情について専門的な知識やスキルをもつ看護師が、そのスキルとノウハウを社会に伝えていくことは今現状においてもアフターコロナの日本においても、とても重要な責務です。

 

コロナ感染症の影響で、社会的に大きな精神面への影響を受けた日本で本当に求められる看護ケア、それは自身だけでなく、他者にもストレスや感情をコントロールする術を伝えていくことです。

 

もとより仕事においても日常生活においても、責任を抱え込みやすい日本人固有の性質は、高いストレス傾向を生み出す原因にさえなっています。そんな日本人だからこそ、新型コロナ感染症による精神面への被害は多大なものになります。

 

間違いなく、精神疾患を抱える人や社会不適合者と呼ばれる人たちはアフターコロナの社会の中で急増していきます。

 

だからこそ今のうちから看護師をはじめ医療職者は心理学を学んでおくべきなのです。

心理カウンセリングスペシャリスト資格講座 

≪運動不足の解消と生きる楽しみの創出≫

メンタルケアについて語ってきましたが、看護師が健康二次被害を抑えるためにできることはもう一つあります。

 

それは、室内でできる健康運動方法の伝達です。

 

例えば、足利市では健康保持増進のために、自宅でできる運動をパンフレットにして告知しています。

(参照:https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/uploaded/attachment/59197.pdf

こうした取り組みは、市が主導で動くよりも看護師個人が自らの手で身近な人たちから告知した方が運動の継続率が上がります!

 

それぞれの市で独自の運動が紹介されている場合もありますので、参考にしながらまずは身近な人たちの運動習慣を身に着けるお手伝いをしていきましょう!

 

この際、趣味にしたいという方はヨガやピラティスを始めてみるのもいいでしょう。インストラクターの資格を取得すれば、地域でヨガ教室なども開催できるようになります!

 

【まとめ】

いかがでしたか?

看護師だからこそできること。それは患者様や地域の人々の一番近くで生活習慣の改善や精神的なケアを行うことです。そのためには、まずは地盤を固めること。自分自身や家族の生活習慣から改善していくことが必要です。

 

最初に動き出せるのは自分に何ができるのかに気づくことができた、あなたです。

あなたが看護師だからこそ、その発言には信ぴょう性がつきます。あなたが看護師だからこそ、ついてきてくれる人もいるのです。

 

私たち看護師は、アフターコロナの社会に向けて外出自粛に伴う二次被害を最小限に食い止める責任があります。自分自身も辛い現状ではありますが、事態をこれ以上悪化させないためには、私たちが先陣を切って行動を起こすことが必要なのです。

 

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