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看護師のための総合情報ブログ
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今回は
【新人看護師が起こしやすいミス2つの特徴】
看護師として勤務を続けていると、時期によって起こりやすいミスが段々と明確に見えるようになってきます。つまり新人看護師が自立し複雑な業務にも着手し始めるこの時期に多いミスも見えてきます。ここでは、新人看護師が起こしやすいミスの特徴を紹介しますので、ぜひ日ごろの看護実践に活かしてください!
【患者に挿入されている”異物”を観察しない】
看護師として患者さんの受け持ちをし始めて慣れないうちは、末梢静脈路やCV、PICCあるいはドレーンなどが入っている患者さんを担当した際に刺入部の観察をしていないことがあります。
それは、それらが人体にとって異物であり”普通の状態ではない”という認識があまりないことがあります。点滴やドレーンが入っている患者さんが多い病棟では特に。その状態が”あたりまえ”のように感じてしまい、その刺入部の観察を怠ってしまうのです。
また、細かい内容になりますが
- 酸素流量
- 点滴の投与速度
- 正確に点滴投与ができているか
などの確認ができておらず、先輩に指摘されて気づき
- 末梢静脈路の事故抜去
- 三方括栓の向きが変わっていて、点滴が投与できていなかった
- CVやドレーンの挿入長さが変わっている
- 点滴投与速度が気づかないうちに変更されている
- 酸素投与中に不意に体が接触し、酸素投与量が変わっていた
などのインシデント報告が提出されていること多いです。
こうした患者さんに実施されている治療の管理も、看護師の重要な役目の一つです。新人看護師は、業務に慣れていないところもありますが、フィジカルアセスメントの評価を一生懸命にするあまり、患者さんの周りの環境まで気を回すことは困難な状態になることがあります。
ですがフィジカルアセスメントをしっかりできている分、患者さんの状態を観察する時は、患者さんの身体に本来あるはずのないドレーン類や点滴類の挿入部の観察や流量の確認も必ず合わせて行うようにしましょう。
【内服や点滴等が何のために使っているのかわからない】
この時期に増える傾向にあるのは、薬剤の投与ミスです。全インシデントの中で最も多いのがこのミス。新人看護師だけでなく、先輩看護師も同様のことが言えます。
ですが新人看護師に特徴的なミスは
- インスリンの単位間違い
- 点滴の投与量間違い
- 低血圧患者さんに対する降圧剤や解熱鎮痛剤投与
など、薬剤に関する知識不足に起因して起こるものがあります。
学生の頃にも薬理学について学びはしますが、学生時代の勉強が全て実践で通じるわけではありません。こうしたミスを減らすためには、
- 日々勉強をして少しづつ知識を蓄えていくこと
- 分からなかったらその場で調べるクセを付けること
- とりあえず先輩に聞くこと
これらの解決策を組み合わせて実践していくことが必要です。
知らない薬剤はできるだけ自分でまず調べて、
で紹介した”まとめ用メモ”に少しづつ知識ストックを増やしていき、効率よく薬剤についての知識をつけていきましょう。
ただ、これらは特に集中力が低下しやすくどうしてもバタつくことが多い、夜勤明けや夕食後の時間帯に起こることが多いため注意しようにも積み重なった疲労やストレスなどに起因する場合もあります。
これについては、先輩看護師も同じです。集中力が低下してくると、薬剤についてだけでなく仕事全般的に注意力が低下し、あらゆるミスが起こりやすくなります。ただ、割合的に多いのは薬剤のインシデントです。
先輩看護師でも、起こしやすいミス。夜勤が始まった、あるいは日勤業務を自立したばかりの新人看護師が起こしやすいのも、致し方ない部分もあります。
ですが、薬剤の取り扱いに関わるミスは患者さんの命に関わり得る重大なミスである場合も多い。そのため、看護師である以上薬剤の投与ミスを防ぐために取れる対策はすべて取っておく必要があります。
薬剤についての知識があろうがなかろうが、このような薬剤の投与ミスを起こし兼ねないため、どれだけ忙しくても必ず薬の薬効や投薬方法を投与前に調べてから使用しましょう!
できれば不安に思うことがあれば先輩に相談し、ダブルチェックしてもらいましょう。
【まとめ】
いかがでしたか?
今回は【新人看護師が起こしやすいミス2つの特徴】についてまとめてきました。
以前の記事
でも解説しているのですが、新人看護師時代は短期間でたくさんの経験を詰め込まれることになります、そのため、たくさんの苦悩やストレスを抱えながらコツコツとスモールステップでの努力を重ねていくことでそれらを乗り越えていく時期でもあります。
そのために利用できるものは何でも利用しましょう。薬剤の勉強が追い付かないのなら、その場で調べる。それでもわからない、自信がないなら先輩看護師に勇気をもってダブルチェックをしてもらう。
患者さんを守ることは、つまりあなた自身を守ることに繋がります。そのために、どこかである意味割り切った関係性を先輩看護師をと繋いでいけると起こる前にミスの大部分は防ぐことができます!
「一緒に”無理なく”頑張りましょう!」
~P.S~
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