こんにちは!
看護師のための総合情報ブログ
【ごんちゃんのへや】へようこそ!
今回は
【効率的なメモの取り方!】
以前の記事
でもメモをとることが大切であることを説明してきました。看護師になってから、あるいは看護学生時代からメモを取るよう指導されてきた方も多いのではないでしょうか。
しかし、あなたはこれまで”正しいメモの取り方”を教わることはありましたか?
その経験がある方は、極わずかだと思います。そこで今回はごんちゃんが実践している、効率的なメモのとり方をまとめていきます!
【メモをとる理由】
ではそもそも、何故看護師はメモを取るのでしょう。
私達は人間である以上、何かを覚えようとしても忘れてしまいます。
例えば、3日前食べた晩ご飯は何でしたか?
この質問に返答するのに、即答できる人は少ないのではないでしょうか。
このように人は忘れる生き物なのです。どれだけ記憶力がいいとしても、いつかその記憶はなくなります。
また記憶することも、少なからずエネルギーを消費します。看護師として日々忙しく働いている中で、浪費していい無駄な体力を持ち合わせている人は極わずかな人達ですよね。
“メモをとる”という行為は、つまり今の記憶を記録として残すことです。人の記憶を形として残し、人間の無駄な体力の消費を減らすことが出来ます。
【看護師が勤務中に使うメモ】
看護師が勤務中に取っているメモは少なくとも3つあります。
《ワークシート》
勤務終わりにシュレッダーにかけられる、A4サイズの白紙や患者一覧のすき間、あるいは裏側を使用することが多い。
内容
・担当患者の基礎データ
(疾患、年齢、病日など)
・ケアの予定、観察・確認点など
・申し送りの情報
(送りを受けたこと、送ること)
特徴
ここに一日のスケジュールや確認項目を転記するため、看護師として一番重要なメモです。個人情報が大量に盛り込まれているので、紛失には十分な注意が必要です!
《一時的メモ》
まとめ用メモに転記したり不要になればいつでも捨てられるメモ。いつでも持ち運びができ、不要になったらちぎって捨てられる、ポケットサイズのリングメモがオススメ!
《まとめ用メモ》
表紙が丈夫な、ポケットサイズのメモを選ぶ人が多い。あるいは、ナースステーションでしかまとめメモを見ないという自信のある人はキチッとしたA4サイズのメモを使う場合もあります。
内容
・病棟の決まり事
・自己学習の内容
・自作業務マニュアル など
特徴
一時的メモに書いた内容を転記したり、自己学習内容を記載していく、記録用メモ。
1番長い期間愛用し何度も見返すものなので、お気に入りのメモやノートを見つけましょう!
表紙の丈夫さや、機能性のあるものを選ぶことをオススメします。
このように看護師は、複数のメモを活用しながら効率的な業務のまわり方を独自に見つけていきます。
【メモの書き方】
先輩看護師が複数のメモを活用していることは分かった。でも実際何を書いていいか分からない…そんな疑問を持っているあなた。
安心して下さい。それは新人看護師みんなが通る道です。私もメモのとり方だけで何ヶ月研究したか…という状態でした。
そんな状態を経験したから分かる、ワークシートと一時的メモのとり方についてまとめていきます!
《ワークシート》
ここには患者さんの情報や一日のスケジュール、観察項目や検査一覧、保清の内容や点滴、内服薬の投与時間など、様々な内容を記載するため、一つ一つの文字が小さくなりがちです。
このようにワークシートがごちゃごちゃした状況で、見落としなく業務をこなすことは正直困難です。
そのため、私は予め記載する内容と場所を決めてしまい表形式でまとめるようにしています。
時間 ( : ) ( : )
体温:
心拍数: (波形:)
血圧:
呼吸数:
SpO2:
点滴: (更新時間 : □)
内服:
検査:心カテ( : 時着)
ルート延長□12誘導心電図□検査着へ更衣□
同意書類の確認□末梢確認□
保清:
こんな感じで一患者につき一つ表を作り、追記があればその表の下に記載していく。
出来れば箇条書きでポイントだけ記載し、その患者さんの看護をする上で大事なものはマーカーを引く、文字色を変える。
チェックボックスを作り実施後チェックをつける。
その後、今日の受け持ち全患者のスケジュールを合体させて、時系列で一覧化します。
おおよそ30分から1時間ごとに時間を区切り、その時間内でやることを記載していきます。
そうすることで、先輩看護師や患者さんとの予定のすり合わせをしやすい状態にしておくと、先輩看護師にいつ報告するか悩む…患者さんに保清いつするの?って何回も聞かれる…などといった悩みから解放されます!
と言った、メモをとるときの自分ルールを作ってしまいましょう!
要は自分が見やすいメモを作ることが最重要事項なので、自分なりの工夫でより良いメモを作っていきましょう。
それは、限られた勤務時間内で効率よく仕事をこなすには「メモの取り方」と、メモした情報をもとに行動を組み立てる「段取り力」の両方が重要であるということ!
看護師のメモはただ取るだけ、取りっぱなしではダメなのです。
情報を「簡潔」に、「自分に分かりやすく」メモすることが大切になります。そうすることで次のステップである「段取り」も行いやすくなることでしょう。
《一時的メモ》
新人看護師時代は、先輩看護師からのアドバイスや後で調べたい項目など、一時的メモを活用する機会が多いと思います。
そのため内容毎に付箋を貼り、
この辺をあけたら、調べたいこと
この辺をあけたら、アドバイス
この辺をあけたら、気づき・アイデア
など、メモの内容毎に見やすく記載していきましょう!
大事なものはマーカー、自分なりの疑問は青文字、先輩からのアドバイスは赤文字など、ここでも自分ルールを作って、自分が見やすいメモを作りましょう。
【まとめ】
いかがでしたか?
これから多くの新人看護師が夜勤の開始や1人立ち、リーダーフォローでの業務が始まっていく頃だと思います。
そんな時、心の支えになるのは今まで積み重ねてきたことです。その何よりの証拠になるのは、あなたの経験した記憶を記録として残した、あなただけのメモであり、ノートです。
先輩看護師の言うことはコロコロ変わる事も多く戸惑うことも多いですが、あなたの残した記録は、コロコロ変わることはありません。あなたが安心して業務を行うことができるよう、効果的なメモの取り方をぜひとも身につけて下さいね。
~P.S~
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