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今回は

強い劣等感を持つ人の特徴3選‼

 

劣等感を感じることはありますか?

そう質問されると、多くの人は「はい」と答えます。皆さんも何かしら劣等感を感じている部分があるのではないでしょうか。

 

今回の記事では、この”劣等感”が強くなった場合に人はどのような心理的反応を見せるのか、そしてこの劣等感に打ち勝つために今のうちから何ができるのかをまとめていきます。

 

【そもそも、劣等感とは】

 

”劣等感”という言葉、あなたはご存知でしょうか。精神分析学者ジークムント・フロイトが初めて自書の中で用い、心理学者アルフレッド・アドラーが定義した言葉とされます。

 

劣等感は「自分が他人に劣っていると感じること」劣等感 - Wikipedia

「”価値”がより少ない”感覚”。自らへの価値判断に関わる言葉」(嫌われる勇気:アルフレッド・アドラー著)と定義されます。

劣等感=コンプレックスと誤解されやすいのですが、劣等感はコンプレックスの一部分であり全部ではないということに注意が必要です。

 

解説すると、

コンプレックス=衝動・ 欲求 ・ 観念 ・ 記憶 等の様々な心理的構成要素が無意識に複雑に絡み合って形成された観念の複合体(コンプレックス - Wikipedia

要するに、様々な心理的な要素が複雑に絡み合って自分でもよくわからなくなっている心理状態、といえます。

 

もうお察しでしょうか。

”劣等感”とはコンプレックスの定義に含まれる心理的要素の1つに過ぎないのです。

 

【劣等感が強い人の3つの特徴!】

私はこれまでの記事の中でも、複数回に渡って”劣等感”という言葉を用いてきました。この”劣等感”とは、誰にでもある感覚でありその人のその時の捉え方によって、様々な心理的反応をもたらすします。

 

そのため個人の性格や考え方のパターン、その時の心理状態などを把握する上で極めて重要な要素であるといえます。

 

≪人を信用することができない≫

強い劣等感を若いころから感じていると、自己否定を繰り返すことになります。繰り返された”自己否定”により、他者のことまで否定し信用できなくなります。

 

劣等感や自己否定は、自分を害する感情でありその感情に支配されることで視野が狭くなり、他人の言葉も信じることができないどころか、自分を大切に思い気遣ってくれている人がいることにさえ気づくことができません。

 

それによって次第に、周囲の人たちが離れていってしまします。それに気づいた当の本人は自己嫌悪に陥り劣等感はさらに増していきます。

 

あなたと同じ職場で、すべて自分で確認しないと気が済まない看護師はいませんか?その理由は、ここにあるのです。

 

≪他者に対して攻撃的である≫

強い劣等感をもつことで、他者に対して悪口や陰口を言う、など攻撃的な反応を示す人も多くいます。これは自分より優れた部分を持つ他者を傷つけ、足を引っ張ることで引き釣り下ろそうとする反応です。

そうすることで、自らは努力をせずに相対的に自分が優位に立とうとします。

 

お局様と呼ばれる看護師に多いのがこのパターンの心理反応を示していると考えられます。”停滞している”自分と”成長している”他の人とを比較し劣等感を感じると、このような心理反応を引き起こすことがあります。

そのため、真面目に頑張っている人ほどターゲットにされやすいという特徴があると考えられます。

 

もちろん純粋な意味で後輩の成長を願ってあえて後輩に厳しく接する先輩もいますので、全例がこのような強い劣等感をもっているとは限らないので注意が必要です。

 

≪自慢話ばかりする≫

これも、看護師に多い心理反応であるといえます。

「嫌われる勇気」の中では「もし、自分に自信を持っていたら自慢などしない」としてきされています。

 

自分が優れていることを誇示しなければ「誰も自分を認めてくれない」と考え、他者から容認されないことを恐れているのです。

これが、優越コンプレックスであるとされています。

 

特に中堅層の看護師に多い心理反応パターンです。

あなたの職場に後輩に対して「私は○○を経験したことがある」などいわゆるマウントをとりたがる先輩は居ませんか?

こうした看護師こそ、この心理反応をもつ看護師の典型的なパターンです。

 

【まとめ】

いかがでしたか。

今回は、強い劣等感を持つ人の特徴についてまとめました。

あなたの職場にこのような心理パターンをもつ人が居たら、それは同時にSOSの表現であったりします。

 

強い劣等感は時に、その人の考え方や性格さえも捻じ曲げ他者にまで影響を与えてしまうことがあります。そんな時に傍にいてくれる、味方でいてくれる人がいるか否かで、その人の今後の生き方に強く影響を残します。

 

少なくともこの記事を見たあなたは、職場にいる先輩たちと同じ過ちを繰り返さないでください。

 

看護師の職場は精神的にも肉体的にも過酷であり、他の人と関わる時間さえ惜しんでまで休みたい、一人の時間が欲しいと考えるかもしれません。ですがその一人の時間こそ、劣等感を強めてしまう時間でもあります。

辛い時、悲しい時、自分を信じられなくなった時。隣に立っていてくれる人たちとの関係を疎かにしないこと。それがどれだけ大切なことか。今回の記事を読んで感じていただけると幸いです。

 

後輩から信頼を得られる人間になりたいと考えるなら、看護師として、人間としてまだ若い今の段階から、自分の周りにいてくれる人たちとのつながりを大事にしていきましょう!