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看護学生時代の経験~看護実習編~】

 

 

【楽しかった急性期領域!】

≪初回実習≫

看護師として初めての看護実習は、脳外科・脳神経内科の混合病棟でした。

 

ドレーン挿入中の患者さんを初めて見たときは、正直「えっなにこれこわい」とビビりまくっていました。笑

 

*今だからわかるのですが、脳卒中(特に脳梗塞脳出血)の患者さんは、疾患管理上安静度が厳密に決められています。

  • 脳梗塞:急激に座位や立位になると脳への血流量の減少により再梗塞やTIA症状を来したりします。
  • 脳出血:中枢神経系が障害されると血圧コントロールの機能が障害されることがしばしばあります。そのため体位変動などで容易に血圧が変動し、血圧の上昇により脳出血が増長されることがあります。

また共通して、障害された部位の周囲へ徐々に浮腫性変化が生じるため、その影響もあって血圧管理が重要だったりします。

 

そういった背景もあり、私の担当した患者さんも安静度の制限や血圧の変動上限の設定があり、日々の担当看護師さんにやりたいこと、行おうと考えていることを細々確認を取りながら実施をしていました。

 

これが中々きつかった・・・笑

何せ担当の看護師さんは他の患者さんも担当しているので、中々ナースステーションに帰って来ないことも多々あり、何もできない時間がひたすら長かったです。

 

ただ、その間も

  • 手が空いている医師や教員が脳疾患の解説をして下さったり
  • 自分で調べて分からなかったことを家でまとめてきて、ひたすら学校の先生に質問しまくる
  • 翌日の目標やその日の振り返り等の課題類
  • 看護展開のレポート作成NANDA等

などを行い、休む間もなくいそいそとやるべきことをこなしていました。

 

私は、課題は家に持ち帰りたくない主義だったので、

空いたにその日の振り返りを少しずつ書き足していき、最後の振り返りレポートを書く時間として与えられる時間を使って、翌日分の目標を立てたりしていました。

 

病院まで片道で1時間半ほどかかっていたので、行きかえりの電車の中で勉強をし、帰ってからするのは質問したいことを用意するだけ。

 

時間の組み立て次第では、こんなこともできます!

というか、していました。笑

 

≪最終実習≫

私は消化器外科に実習へ行きました。患者さんへ自作のパンフレットを作成して食事指導を行った印象が強く残っています!

 

公式作成されているパンフレットでは患者さんが自宅で継続困難な予想がついたため、そう考えた根拠や、パンフレットの内容についてカンファレンス中にめちゃくちゃプレゼンしました。笑

実習期間中の後半戦ほとんどをこのパンフレット作製と患者指導に費やしました。

 

大学病院だったのですが、ここではすべてにおいて「根拠は?」「それでどうなるの?」という質問をされていた印象が残ています。エビデンスベースでの看護実践が必要だと痛感した実習でした。

 

そのためか、他のメンバーの日々の振り返り記録に「で?」「は?」「だから?」といたってシンプルな添削をされて実習担当教員から返されていたので、衝撃を受けました。

 

ただし、厳しい中にも勤務時間が過ぎると少し現場の空気感が柔らかくなるのもまた印象に残っています。

 

昼休憩中は、実習メンバーと雑談をし駅までのバス移動中も仲のいい人同士で隣の席に座って楽しく実習期間中を過ごせたと思います。・・・メンバー、大事です!

 

【一番好きで一番悩んだ小児領域!】

≪一番好きだった小児実習≫

以前の記事(看護師を目指した理由 - gonchanroomの日記)で挙げたように、私が看護師を目指したきっかけをもらったのも、小児科病院での入院経験でした。

 

それもあり、私は特に子ども達に夢や希望を与えることができる看護師になりたいという思いがあり、小児科希望でした。そのため、実は4回生の時のゼミも小児領域です。

 

その時に体験したのは、手術を受ける前の幼稚園児さんをたんとうさせていただきプリパレーションの方法をグループメンバーで相談しながら考えた経験が印象的です。

 

インターネットや文献、先輩の卒業論文などで様々な方法を考え、カンファレンスの中で実践形式で指導を受けながらこどもに伝わりやすい方法を考えました。

 

ただ現実的に私たちより小さな子どもたちが、一人で抱えるには重たすぎる病気に苦しんでいる姿や、病気に打ち勝とうと本人なりに頑張っている姿を見て、すごく心が動かされました。何とかこの子たちの力になってあげたい。そんな風に感じていました。

 

そう考えている中で、一番私の心を動かすのは小児領域の現場なんだと感じました。そのため、この現場にずっと勤務し続けることは精神的にもたないだろう、と考えました。

 

【その他の領域】

≪精神科≫

患者さんが実習メンバーに本気で求婚をしていたのは、衝撃を受けました。

 

それ以外は、一番穏やかな時間が流れていた印象があります。

患者さんと話すこと。それ自体が看護ケアであり、自分の人間力を育てることが看護の質の向上自体に直接的につながる。そういう現場だと感じました。

 

≪母性≫

男性看護学生はさすがにお産や乳腺のケアには入れませんでしたが、ひたすら新生児の沐浴を行っていた印象があります。

 

手のひらに乗るいのちの重みをすごく実感した実習でした。

 

≪地域≫

そもそも、保健師ってなんだ。というところから始まったのがこの実習。

保健師の仕事は、社会的にもまだまだ認知度が低いです。

 

全体数がそこまで多くないというのもありますが、法律や制度の知識を身に着けることがそもそも必須なので、これだけの知識を必要とするのならもっと市民に保健師の存在を知ってもらったら、きっと役立つだろうに・・・と痛烈に感じています。

 

【まとめ】

私の看護学生時代の看護実習はこんな感じでした。

 

やりようによっては、自宅で本当に何もしないという時間の組み立て方も可能です!

 

看護師として基礎的な知識を短期間でぐっと詰め込まれたような実習期間。私の場合は実習期間中に当時付き合っていた恋人に別れ話をされたこともあって、精神的にすごく追い込まれることもありました。

そうでなくても、正直けっこうメンタルがやられます。

 

そんな時に大事なのが、仲間づくりです。悩んだとき、困ったときに話せる仲間。一緒に前を向いて頑張っていける仲間をつくることが、大切な実習期間を乗り切るための大事な手段です!

 

また親や兄弟、学部外の友人のありがたさも実感できるのがこの期間です。

ぜひ、この実習期間中にいろんな人とのつながりを深めてください!

おそらくその先も、その人たちはあなたの力になってくれます。

 

【*追記*】

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