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こんにちは!

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さてさて第2回は【看護師とお金のリアル】についてまとめました!

  

【男性看護師の憂鬱】

 

最近になって増加傾向にある男性看護師。

今や看護師人口の一割を男性が占めている状況です。

それでも先輩や管理職に男性看護師が少なく、キャリア形成について不安を持っている男性看護師は少なくありません。"男性"という立場上、家族を守ることを考えなくてはならない時がいつか必ず来るためです。

そんな男性看護師だからこそ、今後のキャリアを選択する時により多くの選択肢が見えていた方が、納得のいくキャリア形成ができます!

そのため今回は、それぞれのキャリアをプランについて仕事内容から給料まで、徹底解説していきます!

 
【そもそも、看護師の収入は・・・?】

 

≪看護師全体の平均年収≫

 

一般的には「給料が高い」や「安定している」と言われる看護師ですが・・・
実際はどうなのでしょう。

厚生労働省が職業や男女などで細かく給料事情を調査した結果の「賃金構造基礎統計調査」のデータを見てみましょう!

≪看護師の平均年収≫
月給:33.9万円 年間賞与:91.9万円 平均年収:498.7万円

正直、世の中で言われるほど給料はそれほど高くない・・・と感じたのは私だけでしょうか?

 

ただし、ここにはクリニックや病院などの働く環境や看護師長、専門看護師などの細かな状況の違いは含まれていません。

勤務する病院の都道府県や病院の規模、社会における役割、など

病院の中でも大きく平均年収は異なります!(詳細は後記)


≪年齢階級別にみた看護師の年収推移≫ 

 
看護師の年収は、20代のうちは他の職種の男性労働者と比較しても高い水準です。
そして経験年数に従って“ゆるやかに”ですが“確実に”あがっていきます!

働く場所はクリニックや病院など様々あり、看護師はほぼ常に不足しています。
そのため“働きたいときに働く”という選択肢もあるのが現状です。

そこが看護師の給料は「安定している」といわれる所以です。

≪男性看護師の生涯年収≫
さて、気になる男性看護師の生涯収入ですが・・・約2億1500万円

(ライフイベントによる影響が男性の方が小さいことが見込まれるため、男性と表記しています。)


決して高くもなければ安くもない生涯収入ですが、

あなたはこの収入を高いとみますか?それとも、安いとみますか?
次の項目からは看護師が給料を上げる3つの方法について解説していきます!

 
【看護管理者を目指す場合】 


≪副看護師長クラス≫

副看護師長施設によっては主任と呼ばれることもあります。では実際副看護師長って、どんな仕事をしているのでしょうか。
〈副看護師長の業務一覧〉
・看護師としての一般業務

・看護師長の補佐(看護師長代行なども含む)

・看護師長からの命令・指示の伝達・上司とスタッフの円滑な関係の保持

・看護師からの要望の取りまとめ
・業務改善の推進・実施

・新人スタッフの教育
(下記は施設により異なる)
・シフト管理

・勤務表の作成やシフトの変更   など

簡単に説明すると、看護師スタッフと看護師長との橋渡し役です。

〈副看護師長の手当〉
副看護師長クラスでの手当は、施設によりまちまちです。
基本給+何%、月々+〇千円~〇万円など・・・
私の職場では月々2000円の手当でした。

また施設にもよりますが副看護師長に昇格するには、ある程度(5~10年)の看護師経験が必要となり、副師長試験に合格することや、副看護師長のポストがあいていることが条件として挙げられます。

そのため実際に副看護師長に昇格するのは30代中盤~後半の場合が多いです。
平均給料としては500万~550万円に+50~100万円程度で、
職務手当+残業代金の増加により、平均年収は550~650万円程度です!


≪看護師長以上を目指す場合≫

看護師長は副看護師長と連携を取りながら管轄する部署の看護師を統括する役職です。
看護部長など経営陣と看護師スタッフの橋渡し役をします。

〈看護師長の業務一覧〉
・所属部署の看護環境の整備

・看護師の働きやすい環境づくりを上司に進言

・現場の状況と経営方針のすり合わせ

・患者や家族からのクレーム

・トラブルへの対応

・患者同士や患者と医療者間のトラブル発生時の仲介役

・スタッフの体調管理

・シフト管理   など

〈看護師長の年収〉
副看護師長と同様、ある程度の看護師・副看護師長経験が昇格までに必要であり40代半ばで昇格する方が多いです。

そのため、その年齢での平均年収は550万円程度。そこに役職手当が付加されます。ただし看護師長になった場合、夜勤回数が月に数回と副看護師長や看護師スタッフと比較して減少し夜勤手当は減少します。

結果、平均年収:600~700万円程度

長い期間看護師長職を継続していると、年収1000万円に届く職場もあります!

 


【専門看護師/認定看護師を目指す場合】


≪資格取得までの道のり≫


〈認定看護師の場合〉

・5年以上の看護師の実務経験(内3年以上は専門分野の病棟での症例を担当)

・認定看護師教育機関で800時間(1年以内)の課程を修了

・認定看護師認定審査に合格する

・認定書の交付(5年更新)

〈専門看護師の場合〉
日本国の保健師助産師及び看護師のいずれかの免許を有すること。

・看護系大学院修士課程修了者で日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計26単位)を取得していること

・実務研修5年(3年以上は専門看護分野の実務研修、そのうち6ヶ月以上は修了後の実務研修)

・専門看護師認定審査に合格する

・認定書の交付(5年更新)

≪資格取得後の役割と報酬≫
〈認定看護師の役割〉
・個人、家族及び集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した看護技術及び知識を用いて水準の高い看護を実践する。

・看護実践を通して看護職に対し指導を行う。

・看護職等に対しコンサルテーションを行う
(看護協会HPより)

〈専門看護師の役割〉
・実践:個人、家族及び集団に対して卓越した看護を実践する。

・相談:看護職を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。

・調整:必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。

・倫理調整:個人、家族及び集団の権利を守るために倫理的な問題や葛藤の解決をはかる。

・教育:看護職に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす。

・研究:専門知識及び技術の向上並びに開発をはかるために実践の場における研究活動を行う。

〈認定看護師・専門看護師の報酬〉
大学院へ行くための費用や給料面のケアについても施設により大きく異なるため、認定看護師や専門看護師を目指す場合、必ず所属する施設に確認を行いましょう!

それぞれの施設で資格手当は変動しますが・・・平均年収:550~600万円程度です!

 


【転職を選択する場合】

看護師の年収は、雇用形態や就業先により大きく変動します!

 

≪基幹病院/公的病院への転職≫


20代後半の平均年収

従業員数    1000人以上
月収      286,800 円
賞与      898,400 円
年収      4,340,000 円
男性看護師人口  7010 人
 
従業員数   100~999人
月収     280,300円 
賞与     681,100 円
年収     4,044,700 円
男性看護師人口 5950 人

従業員数   10~99人
月収     318,100円 
賞与     506,000 円
年収     4,323,200 円
男性看護師人口 460 人
(令和元年賃金構造基本統計調査)

上の表のように、中規模病院よりも大規模・基幹病院で勤務している男性看護師のほうが給料は高い傾向にあります!


≪看護行政職への転職≫


看護行政職として挙げられるのは
日本看護協会

都道府県ナースセンター

厚生労働省看護系技官(看護師として臨床経験7年以上かつ病院長の推薦が必要)

・検疫官など が挙げられます。

いずれも国家/地方公務員待遇であり、非常に倍率が高い職種です。

平日日勤でのキャリアアップを目指したい方は視野に入れてもいいでしょう。


≪その他の関連職/病院以外の職場≫


・看護大学の教員(大学院卒業が前提条件)

・看護科高校教員(臨床経験5年以上又は専任看護教員講習終了者)

CRC/CRA・MR

・幼稚園/保育園

・夜間救急コールセンター

・クリニック/診療所

・ツアーナース

(以下、保健師資格を求められることが多い職種)
地域包括支援センター

・産業保健師

・保健所

老健施設

・学校保健師 など

実は、関連職種だけでも受け入れ窓口は多いです。しかし人気の職場とそうでない職場に大きく分かれるため、転職を視野に入れる際には十分に情報収集を行いましょう!


【まとめ 】


さて、あなたは看護師としてどのようなキャリアを望みますか?

家庭の事情やあなたの性格、考え方など、様々な要因を踏まえた上で、いつかはその選択をする時が来ます!ここでまとめたように、男性看護師には多種多様なキャリア形成の方向性があります。たくさんの選択肢の中で、あなたの目指したいものをしっかり見極め、後悔のないあなただけのキャリアを形成していきましょう!

 

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